Eight: Visiting card scanner

Softonic のレビュー

名刺をカメラで読み取るだけ、あとはオペレーターが素早く正確にデータ化

Eight - 無料の名刺管理アプリ（以下、Eight）は、名刺をデータ化できる無料アプリです。iPhone や iPad のカメラで名刺を撮影するだけでデータ化できる手軽さが人気で、今や 50 万人以上ものユーザーに愛用されています。仕事で日常的に名刺をやりとりするビジネスマンはもちろん、イベントや異業種交流会などで名刺を交換する機会のある人、今までに交換した名刺がたまってきて管理に困っているなどという方にもおすすめです。

オペレーターによる正確な入力

このアプリの魅力は、オペレーターが人力で名刺をデータ化していることです。コンピューターでの処理に比べてはるかに読み取り精度が高く、データの間違いを手直しする必要がありません。特に名前の間違いなどはビジネスにおける信用失墜に直結しますので、打ち込み時の正確さはマストとも言えるでしょう。もし内容を変更したいという場合はスマートフォンのほか、PC　を使って Web 経由での編集作業もできます。

他のアプリとも連動、すぐにメール・電話・MAP 確認ができる

データベース化された名刺の情報は相手の名前や会社名から簡単に検索ができ、個別のページでメールアドレスや電話番号をタップすると、そのまま別アプリが立ち上がりすぐに電話やメールができます。別の紙にメモして…などという手間は必要ありません。なかでも住所をタップするとマップが立ち上がり場所を表示してくれるので、急に客先訪問しなければならなくなったなどという事態に非常に便利です。また自由にタグ付けができるので、「会社」「セミナー」「交流会」など自分で分かりやすいものをつけられます。

Eight上でも相手とのつなりが持てる

過去に名刺交換をした方が Eight を利用していると名前の横に Eight のマークが表示されます。ユーザー同士が“つながる”(Eight上でも名刺を交換する)と、相手の名刺情報に変更があった際に通知を受けることができます。また最近はユーザー同士でメッセージを送れる機能が追加されました。さらに Facebook と連動させることにより、Facebook の知り合いが Eight を利用し始めると自動的にEight で名刺が交換され、相手の最新の連絡先を確認できます。昔知り合った人の「今」を知ることができるのは、このアプリならではの強みでしょう。

Eightプレミアムでできること

Eightでは、アプリ内課金で、400円/月、4000円/年の2つのプランからプレミアムを追加することができます。この新機能では、スキャンした名刺の情報のCSVダウンロードができるようになりました。また、無料版では、会社名、氏名、電話番号、メールアドレスが最低限記載されますが、プレミアムを利用すると、新たに部署、役職、郵便番号や住所、FAX番号、携帯電話の番号、WebサイトのURLも入力されるようになります。データが入力されるスピードも従来の1/3とかなりスピーディーです。

セキュリティも万全

気になるのは個人情報の安全性ですが、Eight は法人向けの名刺管理クラウドサービスを手がける Sansan株式会社が運営しており、審査の厳しい法人でも利用できる基準のセキュリティレベルを保っています。また、オペレーターの入力時には必要な部分しか表示されないうえ、名刺を取り込んだユーザーの情報は認識されていないため、誰が誰の名刺を登録しているのかはわかりません。

Eightは、名刺をデータ化できる無料アプリです。オペレーターが入力する正確さの反面、大量に撮影する場合は一週間ほどデータ化までに要する場合があります。しかしながら一度データ化してしまえばその便利さはものの比ではありません。手渡しに意味のある名刺ではありますが、受け渡しした後はサクッとデータ化して効率よく活用しましょう。

Android版はこちら。